あの人の手に初めて触れたあと
帰りの電車
疲れて座ってはじっこで寝てたら(意識はある)
ほぼだれもいない車内でとなりに座ってた男が触れてきて駅ついて逃げていった
被害にあって最初気づかないことが多くて
あとでやっぱそうだったと気づくパターンが記憶にある
そのとき初めてあの人に触れたのに
最悪な日になった
そしたらいろんな過去の男からのトラウマを思い出した
幼稚園から、小学生、思春期と、、、
そういうトラウマは数えたら5つあった
そしていつも泣き寝入りしてた
あとで気づいて怒りにふるえる
親にも言えなかった
そういうこわい思いばかりしか記憶がないことに気づいた
恐怖と軽蔑
これはまだ癒せてなくて
どうすればいいんだろう
はじまりは産まれて初めて会う異性=父親からだったんだろうな
あの人に恋い焦がれつつ
好意を言葉に出来ないのは
恐怖も怒りも抱えたままだからなのかな
あの人に伝えても私の気持ちはわかるわけがない
こっちの好きって気持ちを踏みにじるようなことをして正しいと信じさせて挙げ句のはてにはすべて嘘だったくせに
あの人もどうせこうに決まってる
そんな人を好きで悔しい
でもほんとは違っててほしい
でも嘘つきだからな…
いろんな気持ちが頭を駆け巡った
やはりあの人を父親と重ねているんだろうか
伝えたいのは好意じゃなくて
怒りと悲しみなのかもしれない
そんなの、
愛じゃない
わかってるからこんなに悲しくて虚しかったのかな
そしてそんなに本当は父親に愛されたかったんだなってわかった
だけどあいつはそんなこと出来なかった
愛するどころか
守るどころか
恐怖しか与えなかった
被害にあったことを大人になってから言ったことがあったけど知らんぷりされた
その事実をみて
たちきらなきゃなと日々思うのに
本当は本当に素敵な人に甘えたりしてみたいのに
あの人に入れ込むのはまだたちきれてないのかな
どうすればいいんだろう
片思いも続けているのはそのせいなのかな
そしてこのあと男つまり父親への悲しみをもて余していたけど
実は母親への悲しみを隠していたことを
ライバルとの接触によって自覚することになる